2007-03-19 ArtNo.39207
◆青銅峡アルミ、インドに現地合弁のアルミナ精錬施設建設
【北京】中国の国家計画機関、国家発展改革委員会(NDRC:National Development and Reform Commission)は、中国第2位のアルミニウム・メーカー、青銅峡アルミニウム(Qingtongxia Aluminium)グループがインドに地元パートナーと合弁で6億5100万米ドルを投じアルミナ製造施設を設けることを認めた。
インディアン・エクスプレスが3月14日、上海証券報(Shanghai Securities News)の報道を引用し伝えたところによると、寧夏回族自治区を拠点にする青銅峡アルミニウムは地元パートナー、Ashapura Minechem Ltd(AML)と50:50の対等出資で年産100万トンのアルミナ製造施設を設ける。これは中国企業がインドのアルミ事業に投資する最初のケースで、また中国企業のインドにおける過去最大の投資計画。
青銅峡アルミニウムの中国におけるアルミニウム精錬能力は年間43万トンで、年間90万トンのアルミナを必要とする。
中国国内におけるアルミナの供給は逼迫し、急騰している。このため中国政府は海外からのアルミナ調達を奨励している。インドは世界第5位のボーキサイト産地で、30億トンのボーキサイト資源を有する。
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