2007-03-19 ArtNo.39206
◆SAIL、ジャールカンド州に600万トン製鉄所建設
【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)はジャールカンド州に1万8000クロー(US$40.63億)を投じ年産600万トンの製鉄所を建設する方針を決めた。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが3月15/16日伝えたところによると、SAILのS K Roongta会長はこのほど記者会見し以上の消息を語った。それによると、SAILは原則的に以上の方針を決め、ジャールカンド州政府にその旨通知した。これはジャールカンド州政府がChiria鉱山の鉱業リース権の更新を認めたのに伴うもの。州政府はSAILに向こう50年間にわたりChiria鉱山から鉄鉱石を供給することを保証した。50年間の供給量は同鉱山の潜在的供給能力に等しい20億トンと見積もられる。Chiria鉱山は国内で最良の鉄鉱石を産する。ジャールカンド州政府は州内で採取された鉄鉱石は同州内で加工し付加価値をつけるよう希望しており、SAILは同希望に基づいて新製鉄所を州内に設けることを決めた。
製鉄所の候補地に関する調査はMetallurgical and Engineering Consultants India Ltd (Mecon)に委ねた。投資計画の詳細な調査はまだ完了していないが、年産600万トンの製鉄所のコストは通常1万8000クロー前後と見積もられる。しかし、最終コストは製品ミックスにより多少変化する。
SAILの今会計年度の売上げは1450万トンと見積もられ、次期会計年度(2007-08)には熔銑の年間製造能力を200万トン拡大する計画と言う。
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