SEAnews 2007-03-14 ArtNo.39204

【ニューデリー】インドの携帯電話サービス契約者は2010年には4億～5億人に達する見通しだが、Bharti Airtel Ltd(BAL)はそれまでに80億米ドルを投資し、1億2500万人の契約者を獲得、25％のシェアを占め、業界トップの座を維持する計画だ。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが3月12日伝えたところによると、BALのSunil Mittal会長は11日記者会見し、VodafoneがHutch-Essar権益を買収し、インド市場に参入した影響を認める一方、マーケット・リーダーの地位を維持する決意を改めて確認した。それによると、BALは移動体通信／固定式電話／国内・国際長距離電話／海底ケーブル／広帯域サービス等、様々な領域に投資する。2005年末までに約1万ベース・ステーション、2006年にさらに1万ベース・ステーションを設けた同社は、2007－08年には2万ベース・ステーションを設ける。現在の契約者ベースは3400万～3500万人で、今年通年の売上げは40億米ドルに達する見通しだ。2010年までにこれを2倍に拡大する。
ベース・ステーションの数は2008年3月までに4万に達する見通しだが、2008－09年の設置数は3万にとどまり、増加のペースはその後鈍化する。このため投資のペースも緩やかになる見通しと言う。