【チェンナイ】TVS Motor Company(TVSMC)は2007-08年を通じ一連の新製品を発売、新イニシアチブを展開する。ヒマチャルプラデシュ州とインドネシアに設けた新工場も新会計年度早々操業を開始する。
エコノミック・タイムズが3月12日報じたところによると、TVSMCのK N Radhakrishnan社長は100ccモーターサイクル新モデル『StaR Sport』御披露目式の席上、以上の消息を語った。それによると、ヒマチャルプラデシュ工場は4月に、インドネシア工場は5月に、それぞれ操業を開始する。
コンパクトな二輪車を好む顧客をターゲットにした『StaR Sport』は既存の『TVS StaR City』及び『TVS StaR basic』と同じエンジンを搭載、チェンナイにおける店頭価格はベーシック・バージョンが3万3990ルピー、プレミアム・バージョンが3万5490ルピー。全てのStaRフィミリー同様5年間の保証が付く。
同社のStarシリーズはモーターサイクル市場全体の10%のシェアを占めているが、『StaR Sport』の発売で同シェアは13%に拡大するものと見られる。エントリー・レベルに限れば、Starのシェアは目下26%で、同社はこれを35%に引き上げる計画だ。Radhakrishnan社長は、新バージョンの発売により、TVSMCの他のモデルのシェアが10%ほど食われる可能性も認めた。
StarシリーズはTVSMCのモーターサイクル販売全体の75%弱、Apacheが同15~20%、Victorが残りを占めている。来年度(2007-08)はApacheとVictorの新バージョン及び三輪車を発売する。二輪車市場全体の50%近くを占めるエグゼクティブ・セグメントにおける同社のシェアは5~7%に過ぎないが、新バージョンの発売で、同カテゴリーにおけるシェアも拡大する見通しと言う。