2007-03-14 ArtNo.39200
◆Kinetic、台湾三陽とモーターサイクル新モデル開発
【ムンバイ】Kinetic Motor Company Ltd(KMCL)は台湾企業Sanyang Industry Company Ltd (SYM:三陽工業)と共同で2010年までにモーターサイクル新モデルをインド市場に投入することを計画している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月11日報じたところによると、KMCLのAjinkya Firodia副社長(マーケッティング&セールス)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、KMCLに11.1%出資するSYMの技術支援を梃子に新モデルを紹介する計画で、先ずSYM製スクーター2モデルを発売、その後SYM製モーターサイクルを紹介する。モーターサイクルのエンジン排気量は未定。新モデルはマドヤプラデシュ州Pithampurの工場で製造される。同工場の年間製造能力は現在の25万台から60万台に拡張される。KMCLはSYMと共同で独自のエンジン・プラットフォームを開発する道を選んだため、新モデルの発売に時間を要することになった。
Kineticグループは、米欧の企業と合弁で電動スクーター/ゴーカート/子供用自転車/障害者用スクーター/配達用車両/警察用車両/医療救護車等、ニッチな需要に応じる注文仕立ての車両の製造も計画、またエンジン、パワー・パック、サブ・アセンブリー等、主に輸出市場向けの小規模モーターサイクル・コンポーネントの受託製造も検討している。
KineticはItaljetとの提携を梃子に、輸出市場をエジプトやスーダンにまで拡大した。同社は先月モータスクーター『Kinetic Blaze』500台を出荷、カレンダー・イヤー2007年を通じて6000台の輸出を目指している。
デカン・ヘラルドが11日伝えたところでは、KMCLはItalinoシリーズの7モデルをインド市場に紹介する。新ディーラーArco Motorsの開所式の席上、Ajinkya Firodia副社長がUNI通信に語ったところによると、7モデル中の最初のモデル『Blaze』は既に発売されており、今年内に少なくとも別に3モデルを発売する。Italinoシリーズのモデルは何れもPreetampur工場で開発される。Blazeは日本、スリランカ、エジプト等に輸出されていると言う。
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