1995-02-04 ArtNo.392
◆<比>フォート・ボニファシオ落札者、銀行保証条項の修正要求
【マニラ】フィリピンにおける過去最大の不動産開発事業とされるフォート・ボニファシオの再開発権を落札したメトロ・パシフィック社に率いられるコンソーシアムは基地再開発局(BCDA)に対して銀行保証の内容に変更を認めるよう求めた。
BCDA筋がST紙に語ったところによれば、メトロ・パシフィック・コンソーシアムは銀行保証方式の法的根拠が不明瞭であるとしており、BCDAは政府企業理事会(OGCC)に同請求を照会、修正の法的妥当性を検討している。同検討結果は月曜には出る見通しだ。BCDAはフォート・ボニファシオの落札者に落札価格、従って390億ペソ(S$24.5億)の半額を2月13日までに支払うとともに、残りの半額の銀行保証を同時に提出するよう求めている。伝えられるところによれば、ここ数週間コンソーシアムのメンバーはダウンペイメント195億ペソの調達に奔走しているが、少なくとも銀行3行が各10億ペソの融資を断ったとされる。当初から同落札価格は常識を超えたものとして、コンソーシアムの支払い能力に疑問が投じられていた。(ST:2/3)
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