SEAnews 2007-03-12 ArtNo.39185

【ニューデリー】インド政府の執拗な説得工作が奏功し、セメント業界は9日、譬えインプット・コストが上昇しても向こう1年セメント価格を現水準に維持することを認めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが3月10日報じたところによると、Kamal Nath商工相は9日、セメント業界代表と会談後、以上の消息を語った。それによると、セメント業界はしかしながら最近の値上げ分に関しては、政府が新年度予算案に盛り込んだ消費税引き上げを見直さない限り、撤回することはないとしている。セメント業界は政府がセメントに対する消費税率を引き下げるなら同値上げを見直すこと、またセメントに対する消費税やその他の税に対する減免がなされるなら、その利益を消費者に還元することを認めた。
セメント製造業者協会(CMA:Cement Manufacturers' Association)のManoj Gaur会頭は「政府がセメントに対する税を引き下げるなら、消費者に全て還元することを約束した。しかし政府はこの点に関して如何なる保証も行わなかった。セメント業界はP. Chidambaram蔵相とも協議を行う用意がある」と語った。