SEAnews 2007-03-05 ArtNo.39151

【ニューデリー】インドの国有鉄道Indian Railways(IR)は第11次五カ年計画期間に3万クロー(US4$67.5億)を投じて東部・西部貨物専用鉄道を建設するためインド貨物専用回廊会社(DFC-CIL:Dedicated Freight Corridor Corporation of India Limited)を設立した。
ザ・ヒンドゥーが2月28日報じたところによると、国鉄は全長2700kmの東部・西部貨物専用回廊の建設を計画しており、東部回廊はパンジャブ州Ludhiana／西ベンガル州Sonnagar間1279km、西部回廊はマハラシュトラ州Mumbai／Dadri直轄区／ニューデリー市内Tughlakabad間1283kmになる。東部回廊は西ベンガル州Kolkataの近接地に開発が計画されている深水港までその後延長される予定だ。東西両回廊には軸重25トンの大型列車が採用される。
東部回廊は電化されるが、西部回廊には2層コンテナ列車が運行できるようディーゼル牽引車が用いられる。
鉄道貨物輸送量は2005－06年4－12月の4億8109万トンから2006－07年同期の5億2795万トンに増加した。運賃構造を合理化するため、貨物の区分が2005－06年の80グループから2006－07年の27グループに減らされた。
報告書によると、鉄道の安全度の主要指数である列車運行距離100万km当たり事故件数は、2001－02年の0.55から2004－05年の0.29、2005－06年の0.28に減少したと言う。