2007-03-02 ArtNo.39144
◆Reliance取締役会、US$30億石化事業にゴーサイン
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd (RIL)取締役会は24日、グジャラート州Jamnagarにおける30億米ドル規模の石油化学プロジェクトと、同社オーナーへの1億2000万ワラント(新株予約権証券)の優先発行を承認した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが2月24/25/26日報じたところによると、年産能力200万トンの石油化学工場は2010-11年までの操業開始を目指す。同工場はエチレン、プロピレン、特殊派生製品を製造する。取締役会は、石油・ガス事業に投じる20億米ドルの資金を海外市場で調達することも承認した。
リライアンスはジャムナガルに製油所も所有しており、同製油所ではガソリン、ディーゼル、灯油、液化石油ガスなどの石油精製品や石油化学製品を年間3300万トン生産している。
今回発行が承認されたワラントが行使されるとMukesh Ambani会長など同社オーナーのRIL株保有率は現在の50.6%から55%に拡大し、払込資本金は1393クロー(US$3.13億)から1513クロー(US$3.40億)に増える。
オーナーは同ワラントの割り当てに際して価格の10%を支払い、残る90%は18カ月以内にワラントを行使して株式を引き受けた際に支払う。RILのスポークスマンは、株主の承認を得たのちにワラントの行使期日と行使価格を定めるとしている。
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