SEAnews 1995-11-14 ArtNo.3911

【クアラルンプル】国産車プロトンの国内における総販売代理を務めるエダラン・オートモビル・ナシオナルBhd(EON)はセル式電話会社モビコムの30％権益を手放す模様だ。
ＥＯＮの親会社ＨｉｃｏｍホールディングズBhdの舵取りを引き受けたヤハヤ・アハマド氏は、通信事業には関心がなく、ＥＯＮが保持するモビコム持ち株を売却する考えと言われる。また今後自動車に関係せぬＨｉｃｏｍの業務が続々分離される可能性も予想されている。モビコムの30％のシェアには、モビコムの他の既存株主(ﾃﾚｺﾑ･ﾏﾚｰｼｱ30%/ﾌﾟﾙﾓﾀﾞﾗﾝ･ﾅｼｵﾅﾙBhd30%/ｻﾌﾟﾗ･ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽﾞ10%)を含め、多くの者が関心を示すものと見られるが、テクノノロジー・リソーシズ・インダストリーズBhd(TRI)が同権益の買収を図っているとの噂がしきりだ。ＴＲＩは国内最大のセル式電話会社セルコムを傘下に収めており、後者はデジタル方式のセルコムＧＳＭとアナログ方式のＡＲＴ900を経営している。(STAR:11/13)