1995-11-14 ArtNo.3909
◆<星>情報コスト、大幅に下降:プライス・ウォーターハウス
【シンガポール】技術の進歩に伴い情報コストは今後年率40%の下降を見る見通しだ。
プライス・ウォーターハウスがこのほど発表したEMCテクノロジー・フォーカストによれば、今日の価格は1MB(メガバイト)当たり50米セントだが、競争過熱と技術革新により急速に下降する見通しだ。カリフォルニア州メノロ・パークのプライス・ウォーターハウス・テクノロジー・センターが作成した同報告書は業界指導者及びプライス・ウォーターハウスのパートナー150人に向こう1~3年間の情報産業の見通しを問うたもの。報告書はデジタル化と光ファイバー技術の進歩をこうした変化の主因と見なし、また情報部門の成長を阻害する2大要因としては関係機器の国際標準の不在と依然高額な設備コストを指摘している。また情報コストの下降は小規模企業の同業界への進出の機会を一層拡大する見通しだ。報告書は1998年末までにフューチャー・フィルムを除く、大部分の生産活動がデジタル化され、2000年にはサテライト・ディストリビューションに圧縮デジタル技術が使用されるようになると予想している。(BT:11/13)
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