【ムンバイ】1ドルなどの均一価格で廉価販売を行う米国の大手ダラーストアがインド市場参入を目指してマスター・フランチャイジーを物色している。
インディアン・エクスプレスが2月12日報じたところによると、Dollar General、Dollar King、99 Cents、Family Dollarなど米国の大手ダラーストアがインド進出計画を具体化しつつある。
ダラーストアが扱う食品、健康製品、ガラス製品などの商品はすでに欧米、タイ、インドネシア等から卸価格でインドに輸入され、99ルピーで売られている。この分野はインドではまだ萌芽期にあり、年率30%の成長が期待されている。
これらの米企業はインド・フランチャイズ協会(Franchising Association of India)などの団体と接触し、フランチャージーの選定に着手している。
例えばMy Dollar Storeは米国Dollar Store Internationalのマスター・フランチャイジーとしてすでにチェーン店を展開しており、同社は店舗を現在の42店から100店に拡大する計画だ。My Dollar StoreのAjoy Krishnamurti最高経営責任者(CEO)によると、同社はインドにおける足場を固めるため大手小売会社との提携を模索している。
不動産コンサルタント会社TrammellCrow MegharajのShubhranshu Pani社長(小売事業担当)は「インドは価格に敏感な市場で、世界中の商品が99ルピーで買えれば消費者は喜ぶ。海外小売会社のマスター・フランチャイジーは好調な業績が期待できる」と見通した。