2007-02-14 ArtNo.39076
◆Idea Cellular/Ericsson/GSM協会、バイオ燃料開発
【バンガロール】インド携帯電話大手のIdea Cellularは通信機器大手Ericssonおよび携帯電話業者の業界団体GSM Association (GSMA)と協力し、農村部無線通信網の電力源としてバイオ燃料を共同開発する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月10日報じたところによると、マハラシュトラ州プネーで試験プロジェクトが行われ、電力網から外れた基地局をバイオ燃料で稼動させる。
試験プロジェクトは綿や南洋アブラギリ(jatropha)など地元の非食用植物から作った燃料の利用可能性について試験を行い、さらに燃料供給チェーンをつくり同州内の5~10の基地局を2007年半ばまでに稼動させる。
Idea CellularのSanjeev Aga会長は「バイオ燃料の使用で農村でも携帯電話が使えるようになり、経済的、社会的に大きな利益が農村社会にもたらされる」と述べ、GSMAのRob Conway主任(CEO)は「バイオ燃料を早期に採用することで、インドは費用効率に優れ、環境に優しい携帯電話網を農村地域に築く先駆者になれる」と語った。
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