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2007-02-12 ArtNo.39068
◆Jindal Steel、海綿鉄製造に石炭ガス化技術採用
【コルカタ】オリッサ州Angulに年産600万トンの鉄鋼プラントを建設中のJindal Steel and Power Limited (JSPL)は、同プロジェクトに石炭ガス化技術を応用する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが2月9日、JSPLのO P Jha重役(ED)の言として伝えたところによると、石炭ガス化プロセスを通じて生産した石炭ガスもしくは合成ガスは、海綿鉄製造用天然ガスの理想的代替品と言える。
鉄鋼業界はコークス用炭輸入に伴うロジスティクス上の様々な補助施設を設ける必要からも開放され、インドに豊富に存在する非コークス用炭を用いることができるようになる。インドのコークス用炭埋蔵量は300億トンに過ぎないが、非コークス用炭は1740億トン存在する。取り分けオリッサ州は非コークス用炭の有数の産地として知られる。
石炭ガス化技術を用いることにより、非コークス用炭の硫黄分も除去され、環境汚染の恐れのないガスが得られる他、非コークス用炭中に40~45%含まれるアッシュは顆粒状にして廃坑に埋め込むか、道路工事等に使用できる。石炭ガスは海綿鉄の製造以外に様々な化学産業の原料としても利用できる。
JSPLはドイツもしくは南アフリカの合弁パートナーから石炭ガス化技術の提供を受ける方針だ。同技術は南アフリカで過去20年間にわたり用いられ、その商業的有用性は立証されていると言う。
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