【ニューデリー】無料で誰でも利用できる総合教育ポータルサイト『Sakshat』を始動させたインド人材開発省は、同プロジェクトを推進するため10米ドルのノートパソコン実現を目指している。
インディアン・エクスプレスが2月6日伝えたところによると、N K Sinha人材開発省次官補(遠隔教育担当)は、この10米ドル・パソコン計画に関して「インド科学大学(IIS:Indian Institute of Science)バンガロール校が100米ドルの廉価ノートパソコンを試作したが、3年内に10米ドルまで安くできるはず」と語った。同氏によれば量産によっても価格を引き下げられるはずと言う。マサチューセッツ工科大学(MIT)は『Sakshat』プロジェクトに150米ドルのノートパソコンを提案したが、同次官補は「われわれはもっと野心的」と述べ、「『Sakshat』プロジェクトの当初資金は5クロー(US$112万)だが、われわれは500クロー(US$1.12億)でも5000クロー(US$11.25億)でも投じるつもりだ」としている。同プロジェクトの目的はデジタル格差を解消し、貧困層がコンピュータ技術を日常的に活用できるようデジタルリテラシーを高めることにあると言う。