2007-02-09 ArtNo.39053
◆マ州ミニウルトラメガ発電事業2件の入札を近く募集
【ムンバイ】マハラシュトラ電力監督委員会(MERC:Maharashtra Electricity Regulatory Commission)は5日、同州Ratnagiri県Dhopaweと同州Uranにおける合計2640MW(メガワット)のミニ・ウルトラ・メガ発電プロジェクト(mini-ultra mega power projects)を競争入札を通じて実行することを原則的に承認した。これにより毎日ピーク時に4500MWの電力不足に直面するマハラシュトラ州の電力危機が将来的に多少に関わらず緩和するものと見られる。
インディアン・エクスプレスが2月7日報じたところによると、MERCのPramod Deo委員長は同紙に以上の消息を語った。それによると、輸入石炭を用いるDhopaweプロジェクトのキャパシティーは1600MW、ガス・ベースのUranプロジェクトのキャパシティーは1040MWで、マハラシュトラ州政府のDilip Walse-Patilエネルギー部長も以上の消息を確認した。マハラシュトラ州配電会社MahaVitaranはマハラシュトラ州発電会社MahaGencoを両プロジェクトのコンサルタントに指名した。MahaGencoは1ヶ月以内にDhopaweプロジェクトの入札を募集する見通しだ。Uranプロジェクトに関してはガスの供給問題を解決せねばならないため、入札の募集は少なくとも3ヶ月後になりそうだ。Uranプロジェクトは日量600万立方メートルのガスを必要とする。
州政府筋によると、Dhopaweプロジェクトは超臨界圧(super critical)技術を採用した800MWの発電機2基を装備するものと見られる。同プロジェクトは年間1000万トンの輸入石炭を必要とする。
MahaGencoはプロジェクトごとにシェル会社各1社を設立、同シェル会社が用地の確保、環境認可手続き、その他の開発前準備作業を手掛けると言う。
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