2007-02-07 ArtNo.39042
◆Mesco、オリッサ州の年産400万トン鉄鋼事業復活
【コルカタ】Mid-East Integrated Steel Limited (MISL:通称Mesco Steel)はオリッサ州Kalinga Nagarに年産400万トンの鉄鋼製造施設を設ける計画を復活させた。
ビジネス・スタンダードが2月2日報じたところによると、MISLの親会社Mid-East Steel Co(Mesco)は1990年代半ばKalinga Nagarに2つの鉄鋼プラントを設けることを計画した。MISLの年産100万トンのプロジェクトは10年に及ぶ懐妊期間に様々な問題に直面したものの2005年に操業にこぎ着けた。しかしもう1つのMesco Kalinga Steel Ltd (MKSL)と名付けられたプロジェクトは進捗を見なかった。
MISLのG Upadhyaya取締役によると、コンサルタント会社Dastur & Coは年産400万トン鉄鋼プロジェクトの詳細事業化調査報告書を提出済みで、建設工事は今年着手される予定だ。プロジェクトは段階的に進められ、2011年の完成が目指される。MKSLは90年代半ばに用地の割当を受けており、約30クロー(US$677万)を投じて基盤工事や工事現場に囲いを設ける工事がなされた。今後同用地の取得手続きがとられると言う。
一方、MISLと中国機械進出口公司(CMIEC:China Machinery Import and Export Corporation)の合弁会社は先週第2高炉を稼働させた。これにより熔銑(hot metal)の年産能力は70万トンに達した。目下、合弁会社は熔銑から銑鉄を製造、国内市場に供給するとともに、月間約2万トンを輸出している。今後焼結炉と炭塵注入装置を増設することが提案されており、これにより熔銑の年産能力は100万トンに拡大する。
この他、MISLの年産量を300万トンに拡大する計画について、英国の鉄鋼商社Stemcorに同プロジェクトへの資金供与を要請している。後者はMISLに10%出資、原料供給と製品(銑鉄)のマーケッティングを引き受けている。
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