2007-02-07 ArtNo.39041
◆US$10億東部地区送電事業に30社が入札意向書提出
【ムンバイ】東部地区に合計約4500クロー(US$10.16億)を投じて送電線を敷設する2件のプロジェクトに、Tata Power Company(TPC)/Reliance Energy Ltd(REL)/GMR/Larsen & Toubro Ltd(L&T)/Essarを含む内外の企業約30社がPower Finance Corporation(PFC)に入札意向書(EOI:expressions of interest)を提出した。
インディアン・エクスプレスが2月3日報じたところによると、2件のプロジェクトは2009年と2011年の間に実行に移される。提出された30件のEOI中7件は外国から寄せられた。
国内からEOIを提出したものには、TPCと国営Power Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)の51:49の合弁に成るPowerlinks Transmission、Essar、Torrent、REL、L&T、香港拠点中華発電公司地元子会社China Light and Power (India)、米国拠点のAES、GMR、RPG Transmission、Nagarjuna、Jyoti Structures Ltdが含まれる。
海外からEOIを提出したものには、スペイン企業Isolux Wat/Abengoa/CYMI、イタリア企業Terna Rete Electrica/カナダ企業SNC Lavalin、南アフリカ企業が含まれる。
インド政府は民間の参加を得て進める総投資額2万クロー(US$45.15億)以上の14件のウルトラ・メガ送電プロジェクトをリストアップしている。これら14件中8件はPFCが残りの6件は農村電化公社(REC:Rural Electricity Corporation)が結節機関(nodal agency)を務める。
既にEOIが募集された2件の内1件は、ジャールカンド州と西ベンガル州におけるMaithon(1000 mw)/Kodarma(1000 mw)/Mejia(1000 mw)/Bokaro(500 mw)発電プロジェクトのための送電網で、送電線の総延長は1500サーキット・キロ。
もう1件は東北部と東部の余剰電力を北部に輸送する州際送電網で、送電線の総延長は500サーキット・キロ。
電力省は前者のコストを4200クロー(US$9.48億)、後者を1800クロー(US$4.06億)と見積もっているが、料金ベースの競争入札の結果、実際のコストは同見積もりをかなり下回るものと予想されている。
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