2007-02-05 ArtNo.39036
◆Sony Ericsson、携帯電話端末製造近く開始
【チェンナイ】Sony Ericssonはタミールナド州Chennai近郊Sriperumbudurで、委託製造パートナーFlextronics及びFoxconnを通じ、携帯電話端末の製造に乗り出す。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが2月1日伝えたところによると、ソニーとEricsson ABの50:50の合弁に成るSony Ericsson Mobile CommunicationsのMiles Flint社長はこのほどDayanidhi Maran通信情報技術相とともに記者会見し、以上の計画を明らかにした。それによると、Flextronicsは既にSriperumbudurに製造施設を設けており、Foxconn工場の建設も進捗を見ている。最初のインド製Sony Ericsson携帯端末は6月に出荷される予定で、インドにおける年間生産量は2009年までに1000万ユニットに達するものと見られる。
FlextronicsとFoxconnに対する生産割当比率に関してFlint氏は、「Sony EricssonとFlextronicsとのビジネス関係は、Foxconnとの関係よりも長い」とだけ語った。
両パートナーはSony Ericssonのデザインに基づいて携帯端末を製造する。Sony Ericssonは日本以外のCDMA(Code Division Multiple Access)市場に参入する計画はなく、インドでもGSM(Global System for Mobile)端末のみを製造する。当面、インド国内市場向けにベーシックなカラーフォーンと中クラスのミュージック対応端末を製造する。インドで製造することにより、コスト面の競争力が強化される他、ローカル・コンテンツの採用やカスタマイズされたキーバッドの供給も可能になる。
Sony EricssonのインドGSM市場におけるシェアは2003年の3%から2006年末の9%前後に拡大、今ではトップ3プレーヤーに数えられている。1億540万人のGSM契約者を擁するインドは世界的に最も急成長する市場で、Sony Ericssonにとっても優先市場と言う。
Maran通信情報技術相によると、Sony Ericssonが加わることにより、インドには世界の携帯端末メーカー・トップ5社(Nokia/Samsung/LG/Motorola/Sony Ericsson)が製造拠点を設けることになると言う。
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