2007-02-05 ArtNo.39035
◆上半期のPC販売19%増加:情報技術製造業者協会
【ニューデリー】情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)の発表によれば、2006-07年上半期(2006/4-9)のパーソナル・コンピューター(PC)販売は296万台と、前年同期比19%の伸びを見た。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが1月31日/2月1日報じたところによると、MAITは『2006-07年業況展望(Industry Performance Review for the first half of 2006-07)』の中で以上の数字を発表した。それによるとノートブックPCの販売販売台数は42万9000台と、前年同期比180%の伸びを記録したが、デスクトップPCの販売台数は253万台と、前年同期の230万台に比べ8%の伸びにとどまった。またノートブックPCのビジネス部門成長率は120%だったが、家庭部門の伸びは8倍を記録、ノートブックPC市場全体の3分の1を占めた。
トップ5都市(デリー/ムンバイ/チェンナイ/コルカタ)におけるデスクトップPC販売が25%の伸びを見たのに対し、次ぎの4都市(バンガロール/ハイデラバード/プネー/アーマダバード)におけるそれは48%の落ち込みを見た。残りの地域におけるデスクトップPC販売は14%の成長を見、デスクトップPC市場全体の58%を占めた。
上半期の多国籍ブランド・デスクトップPC販売は前年同期比14%増加し、デスクトップPC全体に占めるシェアは35%から37%に拡大した。しかし地元ブランド・デスクトップPC販売は20%下降し、デスクトップPC全体に占めるシェアも31%から23%に縮小した。ノンブランド・アセンブルPC販売は27%増加し、デスクトップPC市場全体に占めるシェアも34%から40%に拡大した。
ペンティアム4がデスクトップPC全体の82%を占め、AMD/Cyrixが同13%を占めた。
ビジネス・セグメントの販売は前年同期比7%増の195万8000台と、デスクトップPC販売全体の77%のシェアを占めた。家庭向け販売は前年同期比12%増の57万2000台を記録、デスクトップPC販売全体の23%のシェアを占めた。
サーバー市場は上半期に16%の成長を記録した。特に大企業(large establishments)向け販売が115%増加し、サーバー市場全体の56%のシェアを占めた。しかし中企業向け販売は43%下降し、サーバー市場全体に占めるシェアも43%から21%に縮小した。小企業向け販売は引き続き低迷している。
ドットマトリクス・プリンタの販売台数は50万台、インクジェットは82万台、レーザープリンタは55万台をマークした。
第2四半期(2006/7-9)のPC販売は前期比46%増、前年同期比19%増の175万台を記録した。デスクトップPC販売は前期比48%増の150万台、ノートブックPCは同38%増の25万台をマークした。PC販売全体に占めるノートブックPCの比率は前年同期の6%から15%に急上昇した。
MAITは2006-07年通年のPC販売は650万台を突破するものと予想している。内デスクトップが560万台、ノートブックが90万台に達する見通しだ。これに伴いインドのPC据え付け台数は2000万台に達することになる。
MAITのVinnie Mehta常務理事(ED)は「政府は2007年を広帯域の年とし、地元言語コンテンツのプロモーションにも力を入れている。このためPCの普及に一層拍車がかかるだろう」としている。同氏によると、PC普及率は2006年の1000人当たり18台から2007年には22台に拡大する見通しと言う。
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