2007-01-31 ArtNo.39002
◆Tata Steel、CSNの追撃交わしCorus買収
【ロンドン/ムンバイ】Tata Steel Ltd(TSL)は、ブラジルの製鉄会社CSN(Companhia Siderurgica Nacional)との4ヶ月に及んだ競争に勝ち、英蘭鉄鋼メーカーCorusを113億米ドルで買収した。これにより世界第5位の鉄鋼メーカーが誕生する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが1月31日報じたところによると、神経を磨り減らすマラソン競売の末、TSLはオファー価格を昨年10月に提示した1株455ペンスから608ペンスに引き上げ、603ペンスをオファーしたCSNを振り切った。
TSLはCorusにより一旦は受け入れられた当初の1株455ペンスを33.6%上回る価格で落札したことになる。同価格はEBITDA(利子/税/減価償却/減債基金償還込み利益)の7.6倍で、Mittal SteelがArcelorを買収した際の4.6倍を大きく上回る。
P Chidambaram蔵相は、TSLのCorus買収を歓迎、「政府は求められれば、取引を完了するのに必要な支援を提供する用意がある」と語った。
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