SEAnews 2007-01-29 ArtNo.39001

【ニューデリー】インドの工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)伸び率は2006年10月に今会計年度に入って以来最低の6.2％に鈍化した後、11月には14.4％と、過去10年来の最高を記録した7月の12.7％を上回る目覚ましい復調を見た。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが1月26日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の暫定統計数字を引用し伝えたところによると、11月には製造業が15.7％、鉱業が7％、電力部門が8.7％の成長を見た。
今会計年度8ヶ月(2006/4-11)のIIP成長率は10.6％を記録、前年同期の8.3％を上回った。
11月には全国産業分類(national industrial classification)主要17業種のうち、基礎金属／合金部門が25.4％の最高の伸びをマーク、以下ゴム・プラスチック・石油・石炭製品23.2％、運輸機器および同部品21.8％、その他の製造業19.8％、綿繊維18.3％、羊毛・絹・人造繊維18.2％、皮革・毛皮製品17.7％、非金属鉱物17.7％、運輸機器を除く機械・設備17.3％、衣料品を含む繊維製品16％、紙・紙製品／印刷・出版関連産業15.6％と続く。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、11月には資本財部門が25.3％、中間財部門が16.7％の成長を記録した。