2007-01-29 ArtNo.38996
◆Jindal Stainless、US$11億投じ設備能力を2倍に拡張
【ニューデリー】インドの指導的ステンレス・スチール・メーカー、Jindal Stainless Ltd (JSL)は、5000クロー(US$11.29億)を投じ、オリッサ州Jajpur工場の年産能力を現在の70万トンから2倍の150万トンに拡大する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが1月26/27日報じたところによると、JSLのV S Jain重役(MD/CEO)はPTI通信に以上の計画を語った。それによると工事は36ヶ月で完了する見通しだ。必要経費は主に内部資金で賄い、不足があれば公募調達も考える。
JSLはハリヤナ州Hisarとアンドラプラデシュ州Visakhapatnamにも工場を有し、前者の年産量は今年60万トンに達する見通しだ。Jajpur工場は目下のところ年間10万トンのペースで稼働している。
Jajpurでは、これまでにクロム鉄ユニットや自家発電施設等の基礎設備の建設に2300クロー(US$5.19億)が投じられ、第1期分は今年内に完成する予定だ。第2期工事が完成すると80万トンの年産能力が備えられる。第3期工事が行われれば、Jajpurにおける年産能力は160万トンに拡大するが、第3期工事を実行するか否かは市場動向にかかっている。
JSLは2004年にインドネシアのMaspion steelを買収したが、海外における新たな企業買収は考えておらず、国内におけるプレゼンス強化に照準を合わせていると言う。
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