SEAnews 2007-01-26 ArtNo.38984

【チェンナイ】西ベンガル州Kolkataを拠点にするインド最大のスチール・コード強化コンベア・ベルト製造会社、Phoenix Yule Ltd(PYL)は、60％ほど製造能力を拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月23日報じたところによると、多くの鉄鋼メーカーが続々新規プロジェクトや拡張プロジェクトを発表する中、鉄鉱山の開発が加速されるものと見られ、また炭坑事業の民営化で炭坑開発も活発化する見通しだ。こうしたことはPULにとって朗報と言える。公共企業Andrew Yuleコンベア・ベルト部門の民営化に伴い誕生した払い込み資本46クロー(US$1038万)のPYLにはドイツ企業Phoenixが74％出資、残りは政府が握っている。PYLは合成繊維強化コンベア・ベルトを年間6000トン、スチール・コード強化コンベア・ベルトを同4000トン製造する能力を有する。インド国内でスチール・コード強化コンベア・ベルトを製造しているのは同社のみで、大部分の国内需要に応じている。
PYLのMukherjee, Managing取締役によると、同社は予想される需要増に応じるためスチール・コード強化コンベア・ベルトの年産能力を4000トンから1万トンに150％拡張する。コストは25クロー(US$564万)と見積もられる。工場全体の製造能力も60％拡大する。ドイツの親会社は工場の1つを閉鎖したところで、拡張される設備は親会社が供給する。
2006－07年の売上げは、昨年度の170クロー(US$3837万)から210クロー(US$4740万)に拡大が見込まれる。政府の26％の持ち分をドイツの親会社が買い取る可能性に関してManaging氏は、それはインド政府次第と語った。