【ニューデリー】情報技術(IT)企業の受託契約(outsourcing contract)は2006年には世界的に縮小したが、インドではInfosys、TCS、Wipro等の企業が過去4年間にそのシェアを14倍に拡大した。
インディアン・エクスプレスが1月19日報じたところによると、世界のビッグ6、Accenture/IBM/Hewlett-Packard (HP)/ACS/CSC/EDSの市場シェアは2002年の71%から2006年の46%に縮小したが、インド拠点のプロバイダーのシェアは同期間に僅か0.5%から7%に拡大した。
ソーシング顧問会社TPIの調査によれば、グローバルITメジャーは、新たなプレヤーとの競争過熱で今後益々厳しい状況に立たされるものと予想される。TPIのDuncan Aitchison重役(MD)によると、インド企業は伝統的プレーヤーの代替業者として急速に台頭、数年内にビッグ6と直接対峙することになる見通しだ。Wipro/Tata/Infosys等のインド・プレーヤーは、シングル・プロセスやスペシャリスト・ディールの潮流から恩恵を享受するものと見られる。
インド企業は、取り分けアプリケーション開発/保守(AMD:Applications Development and Maintenance)セグメントで成功、市場シェアを2003年の8%から2006年の36%に拡大したと言う。