2007-01-17 ArtNo.38932
◆Godrej、Carrefour/Tesco等と提携協議
【ニューデリー】年商5500クロー(US$12.42億)のFMCG(fast moving consumer goods)大手Godrejグループも向こう数ヶ月間にグローバル・リテーラーと提携し、新たな事業展開を図る見通しだ。
インディアン・エクスプレスが1月15日報じたたところによると、Mukesh Ambani氏が2万5000クロー(US$56.43億)、Kumar Mangalam Birla氏が1万5000クロー(US$33.86億)の小売り事業計画を発表する中、Adi Godrej氏も70億米ドルと見積もられる小売り組織部門市場のシェアを確保する狙いから、CarrefourやTescoを含むグローバル・リテーラー4社と密かに交渉を進めており、Aditya BirlaグループやRelianceグループに劣らぬ野心的小売り計画を準備しているとされる。
都市部に家具ショップ『Godrej Lifespace』38店舗や雑貨店『Nature's Basket』チェーンを展開するとともに、農村部にも『Aadhar』25店を擁するGodrejグループは、今日、耐久消費財市場の18%、FMCGカテゴリーでは石鹸市場の10%、ヘアカラー市場の40~50%のシェアを握っている。
不動産子会社のGodrej Propertiesは住宅/商業不動産双方の開発を手掛け、目下2000万平方フィート以上の開発を進めている。
アナリストによれば、Godrejは高いマージンを稼げるFMCGセグメントの独自商標製品を保持しているため、強力なビジネス基盤を既に備えていると言う。
インドの組織部門小売り市場は、Ernst & Youngの報告によると、年率400%の成長を遂げ、2010年には300億米ドルの規模に達する見通しと言う。
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