SEAnews 2007-01-15 ArtNo.38929

【ニューデリー】製造業の好調と電力／鉱業両部門の復調に支えられ、昨年11月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)は14.4％の伸びを記録、前年同月の6％の伸びを上回った。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが1月12／13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)発表の暫定数字を引用し報じたところによると、11月には製造部門が15.7％(7%)、電力部門が8.7％(3.4%)、鉱業部門が7％(-2.1%)と、何れも前年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を上回った。
年初8ヶ月(2006/4-11)のIIP成長率は10.6％(8.3%)を記録、部門別では製造業が11.5％(9.4%)、鉱業が3.8％(0.5%)、電力が7.3％(5%)と、やはり何れも前年同期の伸びを上回った。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、11月には基本財部門が11.6％、資本財部門が25.3％、中間財部門が16.7％、消費財部門が11.9％の成長を遂げた。
全国産業分類(national industrial classification)主要17業種のうち16業種が11月にプラス成長を記録、基礎金属・合金部門が最高の25.4％の成長をマークした。以下ゴム／プラスチック／石油・石炭製品部門23.2％、輸送機器・部品部門21.8％と続く。しかし機械・設備を除く金属製品・部品部門は－1.5％の落ち込みを見た。
CSOは昨年10月のIIP成長率をこれ以前に発表した6.16％から4.38％に下方修正した。