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2007-01-15 ArtNo.38920
◆JSW Steel、１千万トン鉄鋼プロジェクト覚書
【コルカタ】Jindal Group傘下のJSW Steel Ltd(JSL)は1月11日、3万5000クロー(US$79億)を投じ西ベンガル州Paschim Medinipur県Kharagpur近郊Salboniに年産1000万トンの鉄鋼プラントを設ける覚書を同州政府と取り交わした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが1月12／13日報じたところによると、JSLは向こう12年間に段階的にプロジェクトを進める。第1期計画では向こう4年間に1万クロー(US$22.57億)を投じて年産300万トンの鉄鋼プラントと600MWのキャプティブ発電所を設ける。プロジェクトでは鉄鋼プラントの他、港湾、炭坑、発電施設等が設けられ、5000エーカーの土地が必要とされるが、用地の大部分は既に取得されていると言う。
調印式の席上、西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣は、州政府が責任を持って土地買収問題を解決すること、関係問題に関する政治的コンセンサスの形成が必要なこと、産業ニーズに関する地主の啓蒙が必要なこと、スピンオフ効果が経済全体に恩恵を及ぼすことを、重ねて強調した。
それによると、西ベンガル州の州内総生産(GDP)に対して農業は26％、工業は24％、サービスは50％、それぞれ貢献している。教育を受けた若者は農業に従事することを望まなくなっており、こうした若者に就業機会を提供する上からも、同州は工業会社や情報技術(IT)企業の投資を必要としている。農業面における成功の確保はもちろん重要だが、工業を無視することはできず、工業化を加速せねばならないと言う。
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