SEAnews 1995-11-13 ArtNo.3892

【シンガポール】シンガポール企業ウォハップはDumez-GTM／ワンスンと対等出資でトゥアス・チェックポイントの建設契約を3億8780万Ｓドルで落札した。
同落札価格は2番札を8.2％下回り、また同時に提出したより低コストな3件の代案の内1つも採用された。こちらは3億6880万Ｓドルと、ベース・テンダーを更に1900万Ｓドル下回る。マレーシアとの第2リンク(大橋)に設けられる2階建てチェックポイントの第1期工事は1997年11月の大橋開通以前に完成せねばならない。ウォハップがシンガポールでDumez-GTMと共同でプロジェクトを落札したのは今回が初めて。両社はこれ以前に共同で地下鉄駅建設工事に入札したが失敗している。英／仏海底トンネルの建設に参画したDumez-GTMは当地ではケッペル陸橋の建設を手掛けており、またDumez-GTM／ワンスンは住宅開発局(HDB)の改装工事に積極的に参画している。
ウォハップとDumez-GTM／ワンスンは当初別個にトゥアス・チェックポイントに入札していたが、その後共同入札に転換した。消息筋によると、ウォハップは労働者のリクルートや支援サービスを強味とし、Dumez-GTMはプレカストやストラクチュラル・ワークに定評があることから、両者は合弁により互いの強味を十分発揮できると言う。(BT:11/11)