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2007-01-12 ArtNo.38914
◆ホンダ、Hero groupの四輪車ビジネス進出計画に当惑
【ニューデリー】ホンダは二輪車ビジネスの地元パートナー、Heroグループの乗用車(car)市場進出計画に当惑するとともに、グループ事業の統合再編に関して引き続き後者と協議を進めている。
エコノミック・タイムズが1月10日伝えたところによると、Honda Siel Cars India Ltd(HSCIL)の武田川雅博社長兼CEOは同紙のインタビューに対して、ホンダとHeroグループの合弁事業は二輪車と三輪車に限られており、後者が四輪車ビジネスに進出するからと言って異議を唱える権利はないことを認めた上、「ビジネスマンとして人として心中穏やかでない」と述べ、「Heroグループの事業多角化計画は様々な憶測を呼んでいるが、自分にはいわゆる四輪車が具体的に何を意味するのか理解できない。あるいは三輪車にもう1つ車をつけた程度のものかも知れない」と付言した。
Hero HondaのPawan Kant Munjal重役(MD)はこれ以前に同紙に「四輪車ビジネス進出はHeroグループの事業多角化戦略の一環で、自然の帰結でもある。我々は目下、環境条件に検討を加えている」と語っていた。
ホンダが最近設けたパーツ・ビジネスとロジスティクス業務のアンブレラ会社Honda Motor India(HMI)へのHero Hondaの参加に関しても両パートナーの間に意見の相違が生じている。
Munjal氏はこの点に関して「Hero Hondaは異なる構造をもった合弁事業であり、HMIの傘下に入るか否かは、それに如何なるメリットがあるかにかかっている」と述べている。
武田川氏によると、グループ事業の統合計画はロケーション問題に直面している。Hero HondaとHonda Motorcycle and Scooter India Pvt Ltd(HMSI)は共にハリヤナ州に工場を設けているが、HMIはウッタルプラデシュ州に拠点を設けている。このためグループ企業間の越境税を相殺する可能性を検討している。Hero Hondaはグループ企業として何時でもHMI傘下に加わることができ、目下、全てのグループ企業に最善の策は何かを引き続き検討・協議していると言う。
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