NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2007-01-10 ArtNo.38905
◆Dabur、ナノテック新薬送達システム『Nanoxel』発売
【ニューデリー】FMCG(fast-moving consumer goods)企業Dabur India Ltd(DIL)の製薬子会社Dabur Pharma Ltd(DPL)は4日、抗ガン剤タキソール(Taxol:一般名paclitaxel)のナノテクをベースにした新薬物送達システム(NDDS:new drug delivery systems)『Nanoxel』を市場に投入した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが1月3/4/5日報じたところによると、作用剤として化学療法に広く用いられるタキソールは、通常キャスター・オイル・ベースの溶剤cremophorと併用されることから、多くの副作用をもたらす。しかしポリマー・ベースの水溶解性ナノ粒子を1時間おきに静脈注射する『Nanoxel』のポリマー比率は1:50で、cremophorの1:80を大きく下回る。このため『Nanoxel』は副作用を大幅に抑制し、高い薬効を期待できる。
DPLのDr Anand Burman会長によると、米国以外でナノテック・ベースの医薬品が商業化されるのは初めてのこと。『Nanoxel』を用いた化学療法の1サイクルのコストは1万6000ルピーと、既存のものより若干高めだが、より大きな効果が望め、副作用も少ないため、メリットは大きい。
米国食品薬品局(US FDA)からタキソールの後発医薬品認可を最近取得したDPLは、米国と欧州における『Nanoxel』の認可取得も準備しており、18~36ヶ月以内にこれらの市場に『Nanoxel』を紹介できるものと期待している。『Nanoxel』の臨床試験は欧州と複数のアジア諸国で先ず行う。Burman氏は新製品の予想売上げを明らかにすることを控えた。
Dabur Research FoundationのDr Rama Mukherjee社長(R&D担当)によると、薬物送達システムと製剤に関わる2件の特許を保持するDPLは、1997年からナノベースの研究を開始、目下10種類の化学物質の研究を進めていると言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.