2007-01-10 ArtNo.38904
◆Zicom Electronic、生体情報施錠装置導入
【コルカタ】マハラシュトラ州Mumbai拠点のZicom Electronic Security Systems Ltd (ZESSL)は家庭向け総合警備ソリューション(home security solutions)を提供するため、生体情報認証システムを応用した施錠装置『bio-metric locks』を新たに導入した。
エコノミック・タイムズが1月3日、ZESSLのManohar Bidaye会長の言を引用し伝えたところによると、家庭向け総合警備ソリューションには侵入検知システム/ガス漏れ検知システム、そして生体情報認証施錠装置が含まれる。国内の家庭警備システム市場は200クロー(US$4515万)前後と見積もられる。
生体情報認証施錠装置は最大50人の親指の指紋を識別、パスワードと併用することもできる。この種のシステムの価格は過去3年間に急降下したが、ZESSLは独自のカスタマイズも施し、一般家庭に一層受け入れやすいものにする。
ZESSLは監視カメラを設置するビデオ・ドア・システムの導入も予定している。総合的な家庭警備システムのコストは1平方フィート22ルピー。また同システムがリンクされる管制室(control room)には、提供される機能に応じて月間固定レンタル料が設定されている。侵入検知システムは中央管制室(central control room)リンクされ、侵入者があれば、オーナーや警察に警報を発信する。
ZESSLはこれまでに家庭警備ソリューションの小売り店舗10店を設けたが、2008年までに200店に拡大する計画だ。
ZESSLは法人警備システム(institutional security systems)も提供しており、これまでにKashi/Mathura/Ayodhaya/Siddhi Vinayak各寺院に警備システムを設置した実績を有する。目下Kalighat寺院やBirla Mandir(ヒンズー寺院)と商談を進めている。
ZESSL営業額の60%は法人向けサービス、30%は家庭向けサービス、10%はソフトウェア・セキュリティー・ソリュージョンの売上げで占められている。ZESSLの製品は韓国/台湾/中国で委託製造されていると言う。
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