【ニューデリー】インドのモバイル付加価値サービス(MVAS)市場規模は現在の2850クロー(US$6.41億)から2007年末までに4560クロー(US$10.26億)に拡大するとみられる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月3日、インド・インターネット及び移動体通信協会(IAMAI:Internet and Mobile Association of India )とインド市場調査局(IMRB:Indian Market Research Bureau) Internationalが共同でまとめた『モバイル付加価値サービス報告書(Mobile Value Added Services Report)』を引用し報じたところによると、現在の2850クロー(US$6.41億)市場の内訳は、SMS(ショート・メッセージ・サービス)が1140クロー(US$2.56億)で依然最も大きく、次いでリングトーン(リングバックトーンを含む)が1026クロー(US$2.31億)、ゲームおよびデータ関連アプリケーションが171クロー(US$0.38億)、MMS(マルチメディア・メッセージング・サービス)が86クロー(US$0.19億)などとなっている。
一方、IAMAIによると、付加価値サービスの収入分配は通信会社に有利になっている。IAMAIは「この分配モデルは中国など先進市場と顕著に異なっている。先進市場では一般に通信会社の取り分は20~30%にすぎない」と述べている。
IAMAIのSubho Ray会長は「今回、初めてモバイル業界の市場予測を試みた。MVAS産業はこれにより政府と業界からしかるべき注目を得るだろう」と期待を表明した。