【ニューデリー】インドの11月の商品貿易輸出は96億8000万米ドルと、昨年同月の72億4000万米ドルに比べ33.6%増加した。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月21日、商工省商務部(Department of Commerce)商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、11月の輸入は昨年同月の111億米ドルから158億米ドルに42.8%増加した。この結果11月の貿易赤字は昨年同月の38億米ドルから61億米ドルに60.5%拡大した。
今年11月の主要輸出品には宝飾品、工学品、基礎化学品、石油製品が含まれる。非石油製品輸入の拡大は製造業のブームを反映しており、中間財や資本財が中心になっている。
今会計年度当初11ヶ月(2006/4-11)の輸出は前年同期の641億米ドルから795億米ドルに24%、輸入は同932億米ドルから1156億米ドルに24%、貿易赤字は同290億米ドルから360億米ドルに24.1%、それぞれ増加した。
Kamal Nath商工相は20日記者会見し以上の数字を明らかにした。同相によるとインドは2008-09年に1500億米ドルの輸出を実現することを目指しており、これにより1360万人分の新規就業機会が創出される見通しと言う。