【ムンバイ】中国総合電気メーカーTCL Corporation(TCL集団股分有限公司)が完全出資するTCL India Holdings(TIH)は、製品ポートフォリオを拡大しブラウングッズ(TV/音響機器等小型電気製品)市場の開拓に本腰を入れる。
ビジネス・スタンダードが12月21日伝えたところによると、TIHのC M Singh重役(CEO)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、TIHは3ヶ月以内に炊飯器/扇風機/ホット・ブロワー/ウォータディスペンサー等の新製品を発売するとともに、電磁誘導加熱調理器/製氷器/その他の耐久消費財等の既存ポートフォリオも拡大する。炊飯器/扇風機/ウォーター・ディスペンサー等に対する安定した需要に支えられ、小型家電製品セグメントには大きな成長の潜在性が存在する。
ディーラー筋によると、TIHの新イニシアチブは、ブラウングッズ購入者の大部分が中国製を好むことに注目したためと見られる。
Singh氏によると、当面製品は中国の親会社から輸入するが、販売ボリュームが一定レベルに達すれば、インド国内で製造することも検討する。また一層多くの新製品を投入する。ビロー・ザ・ライン/アバブ・ザ・ライン広告に40クローを投じ、積極的なマーケッティング活動を展開する他、2007年3月までに専門店50店をオープンし、小売り店網を拡張する。来年1月末までにLCDテレビジョン10~12モデルを発売する。
来年第1四半期には、エアコンや洗濯機等の従来の製品の伸びとともに、クリケット・ワールド・カップに向けてテレビジョンの販売増が見込まれる。カレンダー・イヤー2006年の売上げは450クロー(US$1億)に達しており、来年は700クロー(US$1.55億)の大台に乗る見通しと言う。