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2006-12-22 ArtNo.38871
◆Essar、石油掘削装置14基購入計画
【ムンバイ】Essar Globalのキプロス籍子会社Essar Shipping and Logistics Limited(ESLL)は1800クロー(US$4億)を投じ沖合及び陸上石油掘削装置(oil drilling rig)14基を調達、石油・ガス掘削ビジネスに復帰する。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月19日、ESLLのステートメントを引用し伝えたところによると、リグの購入はドゥバイ拠点の完全出資子会社Essar Oilfields Services Ltd(EOSL)を通じて行う。
ESLLは1985年に沖合/陸上探査開発(E&P)のための掘削ビジネスに進出したが、世界的にE&P市況が低迷した2002年に手持ちリグを売却し、撤退した。
ESLLのSanjay Mehta重役(CEO)によると、石油価格の高騰を背景にE&Pビジネスが活況を呈し、市況が下降に転じる兆しは今のところ見られない。EOSLは中古リグ14基を購入し、市場に復帰、国内と国外双方の沖合及び陸上石油・ガス掘削ビジネスの機会を探る。
1ヶ月以内に引き渡されるリグは親会社Essar Oil Ltd(EOL)の探査活動にも使用される。EOLは最近、グジャラート州Mehsana県で油田を掘り当て、目下その開発計画に取り組んでいる。
世界的に掘削装置の稼働率は98%前後に達し、向こう3~5年同レベルが維持される見通しだ。掘削請負価格は過去3年間にほぼ2倍に跳ね上がり、掘削装置のリース料はオフショア・リグの場合1日30万米ドル、オンショア・リグのそれは6万米ドルに達している。こうした活況はやはり長期にわたり持続するものと予想される。
新探査ライセンス政策(NELP:New Exploration Licensing Policy)第6次入札で首尾良くライセンスを取得したものは、来年から探査活動を開始するものと見られ、国内におけるリグ需要も急増する見通しと言う。
ESLLはEOSLの他、傘下にVadinar Oil Terminal Ltd(VOTL)/Essar Logistics Ltd/Essar Shipping Ltdを擁し、VOTLはグジャラート州Vadinarに3200万トンのターミナルを設けている。
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