2006-12-20 ArtNo.38861
◆ケララ州、Vizhinjamターミナル入札やり直し
【ティルバナンタプラム】ケララ州政府は、中央政府がインド/中国コンソーシアムの保安許可(security clearance)を発行せぬことから、同州Thiruvananthapuram県Vizhinjamにおける国際コンテナ中継ターミナル(international container transhipment terminal)プロジェクトの国際入札をやり直す方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月16日伝えたところによると、当初プロジェクトは、マハラシュトラ州Mumbai拠点のZoom Developersと中国企業2社-武漢凱迪電力公司(Wuhan Kaidi Electric Power Company Ltd)/中国港湾工程有限責任公司(China Harbour Engineering Company Ltd)-から成るコンソーシアムにより落札された。
州政府が招集した関係方面全ての代表が参加した会議の席上、プロジェクトの一層の遅れを回避するため、入札をやり直す方針が決まった。
ケララ州のV.S. Achuthanandan首席大臣と州政府のM. Vijayakumar港湾部長が会議後記者会見したところによると、プロジェクトの見積もりコストは4350クロー(US$9.67億)で、3段階に分けて進められる。州政府は、入札プロセスの全面的な透明化を図るとともに、鉄道/道路の接続や水・電気の供給等、基礎インフラを整備するための工事に着手する。州政府は新会社Vizhinjam International Seaport Ltdを既に設立しており、同社を通じて基礎インフラの整備を行う。基礎工事のコストは80クロー(US$1778万)前後と見積もられ、今会計年度に内10クロー(US$222万)が支出されると言う。
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