1995-11-11 ArtNo.3886
◆<印尼>ビンタン工業団地、誘致対象を電子企業にシフト
【シンガポール】シンガポールとインドネシアの企業コンソーシアムが開発中のビンタン・インダストリアル・エステート(BIE)はテナント誘致のターゲットをブームを呼ぶ電子産業にシフトすることにより、開発を加速する計画だ。
BIEマネージメントのウォン・ヒアンフィン重役(GM)によると、BIEはこれまでは労働集約、資源ベースの、例えば家具製造、木工、繊維等に関わる企業の誘致を目指してきたが、今後は電子/電気機器、精密工学、建材の3部門をメイン・ターゲットとする。もし同試みが成功すれば、テナントの投資約定額は4~5倍に、生産額は10倍に飛躍する見通しだ。米国が来年7月からその輸入ルールを変更すると発表して以来、シンガポール繊維業者のビンタン島への進出の関心が冷却したため、BIEはその投資誘致戦略に修正を加えた。BIEはバタム島のバタム・インダストリアル・パーク(BIP)に代わるオプションを投資家に提供できる。例えばBIPよりも低コストな製造拠点を求める投資家や大量の水を消費する工場はBIEに進出することができる。BIEは目下建て売り工場の設計やコスト、機能等の側面に再検討を加えていると言う。(BT:11/10)
|