2006-12-18 ArtNo.38854
◆Sun Micro、製薬/小売り/メディア市場に照準
【ニューデリー】米国拠点のSun Microsystems Inc(SMI)が完全出資するSun Microsystems India Pvt Limited(SMIPL)は、情報技術対応サービス(ITES)/テレコム/製造業界にID管理ソフトウェア(IDM:Identity Management Software)を売り込んだ後、今や小売り/ヘルスケア/メディア市場の開拓を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月13日報じたところによると、SMIのJay Huff国際営業部長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、SMIPLは目下主要小売り業者3、4社と商談を進めるとともに、引き続きITES領域の開拓に力を入れている。同氏は商談相手の社名を明らかにするのを控えた。Carrefour等のグローバル・リテーラーは既に同社のIDMを利用しており、インドでもトップ小売業者の間にプレゼンスを築くよう努めている。
インドにおけるソフトウェア・ベンダーとしての地歩を固めることを目指すSMIは、Delhiやマハラシュトラ州Mumbai、その他の都市で各業界の情報主任(CIO)を対象にしたセキュリティーやID管理に関するセミナーを開催、同社製ソフトウェアの売り込みを図っている。来月はSolarisのアップグレード・バージョンを発売する。昨年、SMIのIDMビジネスは70%の成長を遂げた。市場調査会社IDCの統計によると、IDMの世界市場は昨年24%成長した。インドにおけるSolarisの市場シェアは価格ベースで38.2%、Unixのそれは56%と言う。
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