SEAnews 2006-12-15 ArtNo.38837

【ムンバイ】Anil Ambaniグループの投資信託Reliance Visionは、バジェット航空会社の草分けAir Deccanの3.5％のシェアを取得した。
エコノミック・タイムズが12月13日伝えたところによると、Reliance VisionはReliance Mutual傘下の投信スキーム。Reliance Capital Ventures Ltd (RCVL)スポークスパースンによると、Air Deccanの3.5％のシェアは、投信ポートフォリオの1つとして過去数ヶ月間に徐々に買い増したもので、純粋なポートフォリオ投資に過ぎない。航空会社の戦略的権益を取得して航空ビジネスに進出する計画はないと言う。Air Deccanのボンベイ証券取引所(BSE)における12日の株価は10％アップし119ルピーだった。
Kingfisher AirlinesのVijay Mallya会長は、「機関投資家がバジェット航空会社株に関心を示し始めたのは、健全な兆候」と指摘した。航空機を利用するのはインド人口の約2％に過ぎず、現在鉄道や道路を利用している旅行者、取り分け長距離旅行者が航空機の利用に転換する潜在性は大きい。このためバジェット航空会社は一時注目されたものの、2006年を通じて株価の大幅な下降を見、大部分のリテール投資家は、Jet Airways、SpiceJet、Air Deccan等の銘柄から遠ざかっていた。