2006-12-15 ArtNo.38835
◆海運省、Tuticorin/Ennore/Kakinadaを新造船所候補地に
【チェンナイ】海運省はタミールナド州のTuticorinとEnnore、アンドラプラデシュ州のKakinadaを東海岸における国際規模の造船施設建設候補地としてリストアップした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月12日伝えたところによると、海運省は東海岸と西海岸にそれぞれ1つ国際水準の造船所を建設するため、専門委員会を組織、同専門委員会は東海岸については上記3カ所を候補地とした。
Ennore Port Ltd(EPL)が、新造船所建設に関わる入札意向書(EOI:expression of interest)の募集やその他の準備作業の結節機関(nodal agency)を務める。その実EPLは東海岸の適当な場所にBOT(build-operate-transfer)方式により造船所を設けるEOIを既に募集している。
同EOIガイドラインによれば、新造船所には、大型ドックが2つ設けられるが、可能なら造船用のドック2つと修理用のドック1つが設けられる。また全長少なくとも2.5キロ、水深12メートルの埠頭や、その他の補助施設が設けられる。新造船所は積載重量30万トンの大型原油タンカー(VLCC)の建造と修理だけでなく、必要なら超大型原油タンカー(ULCC)の建造も可能な能力を備えねばならない。加えて海からの接近が容易でなければならず、可能なら400万平米前後の余剰スペースも確保する。
契約落札者は、設計/金融/工学/建設/操業/マーケッティング、そしてVLCC/ULCCクラスの商船を含む船舶の建造修理、保守に責任を負わねばならない。
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