1995-11-11 ArtNo.3883
◆<馬>サラワク州、シンガポール投資家の投資に期待
【シンガポール】サラワク州のアバン・ジョハリ工業開発担当行政議員は、このほど海外投資を考えるシンガポーリアンにサラワク州の経済的潜在性と豊富な天然資源に注目するよう呼びかけた。
同氏がST紙に語ったところによるとサラワク州は石油、ガス、木材、油椰子、天然ゴム、サゴ等の資源に恵まれており、特に天然ガスの埋蔵量は半島マレーシアやサバ州を上回り、向こう76年間の需要に応じられる。製造業は向こう5年間にその役割を大幅に拡大する見通しで同州GDP(国内総生産)への貢献率は今日の19%から28%に拡大する見通しだ。中でも電子産業の急速な成長が見込まれ、374haのムアラ・タブアン・フリー・インダストリアル・ゾーンは総合電子産業地区になるものと予想される。同工業区は、ハイテク事業投資に魅力的な土地価格と柔軟な支払い方式を提供している。観光事業も潜在性の大きい投資領域で、同州を訪れる旅行者は年間50万人を数えるが、更に増勢を見せている。また外国人駐在者の増加に伴い高級コンドミニアムの需要も高まっているが、現在進められているこの種の開発プロジェクトは州政府所有のボルネオ・デベロプメント・コーポレーションとシンガポール企業In-Situビルダーズの合弁事業のみと言う。(ST:11/10)
|