2006-12-11 ArtNo.38823
◆Essar Steel、Hazira工場拡張計画完了
【アーマダバード】Essar Steel Ltd(ESL)はグジャラート州Haziraに設けた複合施設の鉄鋼年産能力を240万トンから460万トンに拡張する工事を完成した。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが12月7日報じたところによると、拡張計画には新アーク炉(electric arc furnace)1基、第3鋳造機、RH脱ガス炉、その他の関連設備の増設が含まれ、投資額は1975クロー(US$4.39億)、工期は18ヶ月。新たに2つのHBI(ホット・ブリケッテッド・アイアン)/DRI(直接還元鉄)製造モジュールも追加され、HBI/DRI年産能力は550万トンに拡大した。単一のHBI製造施設としては世界最大の規模を誇る。
拡張計画に伴いインフラも整備され、500MW(メガワット)のキャプティブ発電施設が増設され、港湾の年間処理能力が1200万トン拡大された。加えて研究開発(R&D)センターもアップグレードされた。
内外のニッチ、ハイエンド市場における低コスト、高品質、高付加価値製品メーカーを目指すESLは、Haziraプラントの拡張により、全製品に占める付加価値製品のシェアを45%から75%に拡大、重要度の高い特殊グレード・スチールの輸入依存を軽減、国内鋼板製造能力の23%を占め、国内最大の民間鋼板メーカーになった。また国内最大の鋼板輸出業者としての地位も一層強化した。
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