SEAnews 2006-12-08 ArtNo.38813

【ニューデリー】インド政府は航空貨物／ヘリコプター／飛行艇／不定期便の運行事業に対する外国直接投資(FDI)上限を現在の49％から2007年までに74％に引き上げることを検討している。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが12月6日報じたところによると、Praful Patel民間航空相は、このほど催された国際航空運送協会(IATA:International Air Transport Association)会議の席上、以上の消息を語った。それによると、政府は段階的に民間航空市場を外資に開放することを検討している。旅客輸送に関しては、国内航空会社の基盤を強化した後、徐々に外資に開放する。インド国内の貨物専用航空機は10機に満たないが、インドは現在あるいは近い将来貨物機500機を必要とする。Indian AirlinesとAir Indiaも機齢の高い旅客機を貨物輸送機に転換、貨物輸送ビジネスに進出する。Indian Airlinesが子会社のAlliance Airから引き継いだBoeings 737型機5機も貨物輸送機に転換される。両社はマハラシュトラ州Nagpurをベースとして用いる。
インドは東西交通の要衝に位置し、Nagpurはインドの中央に位置している。このためNagpurは東南アジア／中東ひいてはヨーロッパの航空貨物ハブになる潜在性を備えている。Nagpur空港付近の土地を航空貨物ハブの用地として割り当てる。航空貨物ハブは合弁方式で設けられ、合弁パートナーは国際入札を通じて選考する。
一方、全てのメトロ空港と35の非メトロ空港の第1期近代化計画は2010年までに完成すると言う。