【ムンバイ】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点の農業生物学・薬草栽培会社Nandan Biomatrix Ltd(NBL)は、活性滋養薬成分(ANI:active nutraceutical ingredient)の製造/マーケッティングに乗り出した。
ビジネス・スタンダードが12月4日伝えたところによると、NBIはハイデラバードに大規模な薬草成分の抽出加工施設を設ける。
NBIは成長した栄養補助食品・薬品市場が存在する先進国市場に注目する一方、マレーシア企業と合弁で他のアジア市場の開拓を図っており、国内では栄養補助食品・薬品領域の複数の大手企業と提携、滋養薬成分の供給確保を図っている。
世界の栄養補助食品・薬品市場は115億米ドルの規模に成長しているが、国内市場はまだ揺籃期にある。
NBLのV Bhaskar Rao重役(MD)によると、滋養補助食品・薬の大部分は自然抽出成分を用いているため、インド等で生産される高品質な原料成分に対する需要は大きい。NBLは滋養薬原料になる薬草の研究開発(R&D)面で、半乾燥熱帯作物研究所(ICRISAT : International Crops Research Institute for the Semi-Arid Tropics)と協力覚書を交換した。
NBLは過去10年余ハーブ/芳香植物/生物燃料植物の直接栽培や受託栽培等、様々な農業バイオ事業を手掛けて来た。NBLはアンドラプラデシュ州政府と協力して国内初の園芸作物加工パークも開発した。NBLは、22.50クロー(US$500万)の薬草の栽培・加工・製剤事業の拡張計画に着手した2004年に、Firstcall India Equity Advisorsから6~10%の出資を受けたと言う。