1995-11-11 ArtNo.3880
◆<馬>電力会社子会社、M$2億熱水/冷水供給合弁事業
【クアラルンプル】電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)子会社のTNBエンジニアリング・アンド・コンサルタンシーSdn Bhd(TNBEC)はCofreth(M)Sdn Bhd及びIGB Corp Bhdと合弁で、発電所の排ガスを利用し、熱水及び冷水をバンサル地区に供給する。
TNBのアニ・アロプ会長が9日催された関係覚書調印式の席上語ったところによれば、3社は1億8000万~2億Mドルと見積もられる合弁事業を対等出資で進める。また第4のパートナーとしてテレコム・マレーシアBhd(TMB)が加わる可能性が有り、その際既存のパートナーの出資率は引き下げられる。ジャラン・バンサルとジャラン・パンタイのプラントは1997年末以前の稼働が目指され、熱水と冷水はミッド・バリー・シティーの商業開発、TMB及びTNB本部、ジャラン・バンサル/ジャラン・パンタイ地域の開発需要に応じる。バンサル地区の冷水需要は1日4万トンと見込まれる。TNBはそのガス・タービンを利用し専ら発電を行い、合弁会社は熱水と冷水の供給のみを手掛ける。これによりガス・タービンの熱効率は70%以上に維持される。
TNBECはこの他、ジョホール・バル・ウォーターフロントの開発やスルンバン近郊における製紙プロジェクトを手掛けていると言う。(STAR,ST:11/10)
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