【ニューデリー】インドの10月の商品輸出は96億米ドルと、昨年同月の81億米ドルに比べ19.03%成長した。しかし今会計年度上半期には各月27-41%の成長が記録されており、これらに比べ顕著な鈍化を見た。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが11月29日、商工省商務部(Department of Commerce)経済局(Economic Division)商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)の個別暫定取引データ(Disaggregated provisional trade data)を引用し報じたところによると、10月の輸入は158億2000万米ドルと、昨年同月の113億6000万米ドルに比べ39.25%増加、大幅な増勢を維持した。
この結果、貿易赤字は昨年同月の29億米ドルから62億米ドルに急増した。10月の石油輸入は前年同月の34億4000万米ドルから53億4000万米ドルに55.35%、非石油輸入は同81億3000万米ドルから104億8200万米ドルに28.92%、それぞれ増加した。
今年初7ヶ月(2006/4-10)の輸出は前年同期の515億米ドルから695億米ドルに35%、輸入は同750億米ドルから997億5000万米ドルに32.95%、内石油輸入は同243億8000万米ドルから340億米ドルに39.45%、非石油輸入は同579億2000万米ドルから657億4000万米ドルに13.5%、それぞれ増加した。この結果今年初7ヶ月の貿易赤字は前年同期の235億1000万米ドルから302億3000万米ドルに膨張した。