2006-12-01 ArtNo.38783
◆中興通信、Reliance CommとUS$7億GSM機器納入契約
【ムンバイ】中国の通信機器メーカー、ZTE Corporation(ZTE:深セン中興通信)はReliance Communications Ltd(RCL)から総額7億米ドルのGSM(Global System for Mobile)機器納入契約を獲得した。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが11月28日伝えたところによると、同契約の下、ZTEはBTS(base transceiver stations)/レシーバー/ソフト・スイッチ/その他のGSM機器をRCLに納入する。北京方面の報道によればベースステーション4300ユニット以上と携帯端末250万ユニット以上が含まれる。
今回の契約は、CDMA(code division multiple access)メジャー、RCLのGSM市場進出計画のスタートを成すもので、通信機器の引き渡しはRCLが通信情報技術省から周波数帯の割当を受けた後に実行される。RCLはDelhiとマハラシュトラ州Mumbai地区を皮切りにGSMサービスを開始する計画で、当初2000クロー(US$4.45億)の投資を予定している。
今回の契約はAnil Ambaniグループ傘下のRCLが計画している7500万回線GSM機器購買計画のほんの一部を成すに過ぎない。これは国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)が最近募集した4500万回線GSM機器入札を上回る国内最大規模の入札になる。ZTEの他、Huwaei、Alcatel、Motorola等もパイを獲得すべく応札するものと見られる。
RCLは1800mhz(メガヘルツ)の周波数帯の割当を受けるのを待っている。目下同周波数帯は軍事用に使用されているが、電気通信局(DOT : department of telecommunications)は商業用途に開放する方針を決めた。
RCLは周波数帯の割当を待つ間にも、一部のサークルでベータテスト(試運転)を行うものと見られ、ZTEはRCLもしくはTata Teleservicesのベータテストの技術支援を引き受けるものと見られる。
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