SEAnews 2006-12-01 ArtNo.38782

【バンガロール】低コスト携帯端末用シングル・チップ・プラットフォーム“eCosto”を間もなく発売する予定のTexas Instruments (TI)は、衛星チャンネルを視聴できる携帯TV技術を準備している。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月28日報じたところによると、Texas Instruments India Pvt LtdのBiswadip Mitra重役(MD)は、11月30日と12月1日にカルナタカ州Bangaloreだ催された『第9回デベロッパーズ会議』に関する記者会見の席上、以上の消息を語った。それによると21年前にインドに初進出し、バンガロールとタミールナド州Chennaiに研究開発(R&D)施設を、別の4カ所に事務所を有するTI Indiaは、目下スタッフ1400人を擁する。TI Indiaは、急成長する無線交信／娯楽／産業／医療／自動車用電子工学に照準を合わせ、インド半導体市場の開拓に本腰を入れる。Frost and Sullivanの報告によれば、2005年に前年比30％増の11億4000万米ドルを記録したインド半導体市場規模は2006年に15億米ドル、2007年に23億米ドル、そして2015年には360億米ドルに達する見通しだ。インドは今後も引き続きTIのR&Dセンターとしての役割を担う。
TI IndiaのArun Jain部長(sales & marketing)によると、世界的に半導体市場の成長は鈍化しているが、インド市場は5倍の成長を遂げようとしている。TIはセールス・オフィスとパートナー網の拡張を通じ、インドにおける足場を一層強化すると言う。