2006-12-01 ArtNo.38780
◆Kinetic、来年は欧米市場開拓に本腰、台湾三陽製品発売
【プネー】Kinetic Motor Company Limited(KMCL)は2007年には自動変速スクーターを欧米市場に輸出するとともに、台湾企業Sanyang Industry Company Ltd (SYM:三陽工業)の技術支援下に製造した最初の製品を発売する計画だ。
ビジネス・スタンダードが11月27日伝えたところによると、KMCLのAjinkya Firodia副社長は26日記者会見し以上の計画を語った。それによると、KMCLはイタリア企業Italjetとの契約に基づき製造したスクーター『Blaze』の日本市場への輸出を開始したが、日本市場の反応が良好だったことからターゲットを拡大、2007年にはBlaze1万2000台を、欧州/米国を中心に全世界に輸出する計画だ。来年はマドヤプラデシュ州Pithampur工場で17万台を製造、内Blazeを含む4万台を輸出する。
SYMレーンジの製品は100~150ccの自動変速スクターを1モデルを製造、2008年には2モデルを追加し、3モデルにする。電子燃料噴射制御(EFI/Electronic Fuel Injection)技術等、SYMの先進技術を梃子に自動変速スクーター市場を開拓する。
KMCLはまたItaljet製130ccスクーター、『Euro』を約3万5000ルピーで近く発売する。その次のモデル『Jupiter』は1年後に発売する予定だ。
KMCLは50~250ccの自動変速スクーター・セグメントにプレゼンスを築くことを目指している。
Italjetは欧州で6~7モデルの製造を停止しており、KMCLはこれらのモデルのTPM(third party manufacturer)契約を手に入れ、欧州のItaljet市場に逆輸出する可能性も検討していると言う。
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